ロジカルシンキング

縦の論理とは(3つの悪い原因)

今回は、ロジカルシンキングの「縦の論理」についてです。

※「論理的であるとは 」「横の論理」もご覧ください。

縦の論理

縦の論理とは、誰から見ても話が成立した状態のことをいいます。

つまり、AならばBであるという関係がちゃんとつながっていると誰が見ても思える状態です。

では、何故、縦の論理が成立しない状態が起きるのでしょうか。

縦の論理が成立しない原因

話し手と聞き手の頭の中の違いから起きるもので、3つの原因があります。

前提条件の違い

【話し手】
口頭では、AならばBと言っているが、Aの背後にA’やA’’を想像している
【聞き手】
予備知識がないので、話がぜんぜんつながらない

<対処方法>

  • 自分が話している前提条件を疑う
  • 自分の隠れた前提条件を洗い出すために、前提を持っていない人や価値観の異なる人に話を聞く

異質なものの同質化

【話し手】
ひっくるめてAならばBと言っているが、 実はA1とA2とA3は全然ちがう話
【聞き手】
Aと言ってもいろいろあるので 一概には言えない、と感じる

<対処方法>

  • 自分が話している内容が違う話を混ぜて 同じと主張していないかを疑う
    (自分の詳しくない領域は危険性大)
  • この話はもっと細かく分けて議論する必要はないかと問いかける

偶然の必然化

【話し手】
AならばBだと言っているが、AとBのつながりが非常に複雑
【聞き手】
因果関係がどう見ても偶然なので、必ずそうだと思えない

<対処方法>

  • 因果関係が偶然か必然かを考えるには、
    前提から結論に至るまでに、それを妨げるどのような要因があるか考える

まとめ

いかがだったでしょうか。話がわかりやすい、話に納得しやすい人は周りにいるかと思います。

その人達は、自分だけでなく、相手も理解しやすいように話を展開し、意思疎通を容易にしているのではないでしょうか。

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