企業には、目指している目標があります。
例えば、ある地域の活性化、上場などが挙げられます。
今回は、KPIについてお話します。
目次
KGIとKPIの違い
最初に、よく混同されてしまう、KGIとKPIについてです。
KGIとKPIは、次の略称になります。
KGI(=Key Goal Indicator)
KPI(= Key Performance Indicator)
KGIは、最終的な目標を指標化したもので、”売上”、”成約数”などが挙げられます。
一方、KPIは、最終目標に達成する前の先行指標です。
KPIは最重要プロセスを図る指標
KPIとKGIは明確に違いを説明できる人は少ないかと思います。
目標を達成していくためには、いくつかのプロセスがあります。
例えば、ECサイトで、最終目標が成約数(ユーザーの購入回数)だとします。
その場合、ユーザーの行動は次のような流れになります。
- サイトへ訪問
- 商品検索
- 商品閲覧
- 商品をカートへ入れる
- 商品購入
- 友達にサイトを共有、紹介
KPIとは、 最終目標に達成する前の先行指標と説明しました。
これをもう少し説明すると、最終目標を達成するための最重要プロセスの指標がKPIとなります。
ECサイトの場合、一般的には「5.商品購入」になります。つまり、KPIが商品購入数となります。
最重要プロセスのことを、KSF(=Key Success Factor)といい、これを定量的に表した指標をKPIになります。
KPIは1つ
私が企業に所属した限りだと、KPIという指標は複数ありました。
しかし、KPIは複数あるのは誤りになります。
KPIは、あくまで企業、そして、社員全員が目指す指標であり、その指標が複数あると、どの企業を見ればよいのかがわからなくなってしまいます。
交通を例に挙げると、信号は運転者に1つしかありません。
もし、信号が複数あると、運転者はどの信号を見てよいかわからず、安全運転なんかできません。
このように、掲げている目標や行動を達成するためには、指標は一つのみであるべきです。
参考図書「最高の結果を出すKPIマネジメント」
本投稿で参考にした図書です。
KGIやKPIを検討して提案する機会は、急に飛んでくることが多いのではないでしょうか。
なんとなく数値は出せると思います。
しかし、この数値が本当に正しいか、妥当かを判断することは難しいと感じたときは、こちらの参考図書をご活用ください。
一読すると、自分なりの仮設や結論を話せるようになると思います。
当記事が皆さんの参考になると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。