このような疑問にお答えします。
この記事を読んで、
”理解”と”納得”という似た言葉を正しく使いこなしましょう。
目次
理解の意味と使用例
事典には、”理解”とは次のような意味で説明されています。
内容、意味などがわかること。
他人の気持や物事の意味などを受けとること。
相手の気持や立場に立って思いやること。
出典元:精選版 日本国語大辞典
理解を使用した文章は次のようなものがあります。
- 理解が早い
- 彼の苦境を理解する
- 理解力がある
納得の意味と使用例
事典には、”納得”とは次のような意味で説明されています。
他人の考え、行動などを理解して受け入れること。
わかってのみこむこと。
理解して肯定すること。
出典元:精選版 日本国語大辞典
納得を使用した文章は次のようなものがあります。
- 納得のいかない話
- 説明を聞いて納得する
- 納得いく理由が示されていない
理解と納得の違い、使い分け
それでは、”理解”と”納得”の違いはとは何でしょうか。
”理解”とは、物事のありのまま、事実に焦点を当てています。
一方、”納得”とは、物事を理解した後の自分の考えや気持ちに焦点を当てています。
そのため、
ある物事に対して、理解はしたけど、納得はしていないという状況
が発生します。
これを知っておくと、使い分けができるようになります。
また、”理解”と”納得”を使い分けるときは、
次のステップで考えているとわかりやすいです。
- 物事の意味がわかったかどうか
→わかった場合は、「2.へ移動」
わからない場合は、「”理解”や”納得”も使用できない」 - 物事の意味を肯定、受け入れられるか
→できる場合は、「”納得”を使用」
できない場合は、「”理解”を使用」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本語には似ている言葉がたくさんあります。
使い分けを感覚的にしていると、
迷ったときに拠り所がなく困ってしまいます。
日本語を使うときに困らないためにも、
正しく理解して、
使いこなせるようになりたいものです。
当サイトでは、他にも紹介していますので、
気になる方は↓の記事からチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。