日本語の共感と同情の違いについて解説します。
まずは、広辞苑からそれぞれの用語の意味を見ていきます。
目次
共感とは
他人の体験する感情や心的状態、あるいは人の主張などを、自分も全く同じように感じたり理解したりすること。(広辞苑)
共感の使用例
- 共感を覚える
- 共感を呼ぶ
- 企業理念へ共感する
同情とは
他人の感情、特に苦悩・不幸などをその身になって共に感じること。(広辞苑)
同情の使用例
- 心から同情します
共感と同情の違い
共感とは、相手の感情を理解するということです。
同情とは、自分が、相手と同じ気持ちになるということです。
つまり、以下のように整理できます。
- 相手がつらいときに、相手の気持ちを理解するのが共感
- 相手がつらいときに、一緒に落ち込んであげるのが同情
それぞれの用語について意味の違いを正しく理解して、表現したいですね。
特に、共感や同情を表現する際は、相手がネガティブになっていることが多く、相手にとっては共感と同情の違いは重要になると思います。
様々な似ている用語の違い
今回ご紹介した用語以外にも、似ている用語はいくつもあります。
当サイトで紹介している記事で、気になった方はご覧ください。
言われてみると違いを説明できない用語を明確に理解することは語彙力の向上につながると考えています。
また、類似語について使用例や違いを解説した著書もたくさんあります。