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DX白書2021を読んでみた【対象読者の解説や考察】

2021年10月11日(月)、独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)から「DX白書2021」がホームページ上で公開されました。

本記事では、DX白書を読んだ感想や考えたことを記します。

筆者は、IT系企業に勤める中堅(5-10年程度のイメージ)です。

DX関連のお仕事も複数経験しています。

そんな筆者が「DX白書2021」について解説しつつ、考察をまとめました。

DX白書とは

IPAは、IT社会の動向を調査したり分析したりして、それを情報発信する独立行政法人です。

また、情報処理技術者試験や情報処理安全確保支援士試験を実施しています。

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験 など

IPAは、2009年から「IT人材白書」、2017年から「AI白書」を発行してきています。

今回は、最近のDXの進展に伴って、新たに「DX白書2021」を発行されました。

本書は、データ版をホームページからダウンロードできます。

URLはこちら

372ページもあるのでざっくりと要約を読みたい方は、”エグゼクティブサマリー”(20ページ)を読むと良いと思います。

DX白書2021を読んでみて

ここからは、「DX白書2021」(以下、本書)を読んで、気づいたこと、思ったことなどを記していきます。

個人的には、以下のような立場にある方は是非とも一読をおすすめします。

  • IT系の企業へ就職しようとしている学生
  • IT未経験からの転職を希望する社会人
  • IT系の企業に勤めている社会人
  • ITを利活用する社会人(ITコンサルタントなど)
  • IPAの情報技術者試験を受験者(補足:IPA発行の文書から出題されることがあるため)

日本はDX人材が不足している

本書では、次のような調査が記載されています。(「第3部デジタル時代の人材」参照)

  • 事業戦略上、変革を担う人材の「量」「質」の確保
  • デジタル事業に対応する人材の「量」「質」の確保状況

現在、DXを実施していく上での戦略立案や実行する人材がアメリカと比べて不足しているようです。

筆者は、中途採用に関わった経験がありますが、調査結果と同様に、どの企業もDX人材は急募です。

DXに関わる経験やスキルを持つ人材は、引く手数多ですし、未経験でも応募すれば書類選考は通りやすい状況です。

学習すればチャンスは増えるかもしれない

次に本書での次の調査に着目してみます。 (「第3部デジタル時代の人材」参照)

  • 自社社員の競争力
  • ITリテラシー向上施策
  • 企業変革を推進する人材のキャリアサポート(協力・協業別、複数回答)

これらの調査結果も、アメリカと比べて不足しているようです。

企業に、育成する環境が整っていない、スキル向上する意欲が低いなど、学習しにくい環境があるようです。

逆にいうと、周りが学習しないのであれば、ちょっと学習しただけで平均以上、すごい頑張れば上位層にたどり着けるチャンスはありそうです。

また、向上心、学習意欲があるところをアピールすると、就職や転職のチャンスにも恵まれるかもしれませんね。

ベンチャー、スタートアップ企業はデータ利活用がしやすいかもしれない

「第4部 DXを支える手法と技術」の「第2章 データ利活用技術」では、データ利活用するために必要な要素が解説されています。

IT技術の進化によって、顧客データや購買データなどのデータの利活用のニーズが拡大してきています。

具体的には、データの販や新規ビジネス創出などの新しい価値を生み出すニーズです。

もちろん、そのようなニーズを実現するのは、課題があります。

  • データ構造
  • データの処理方式
  • データ活用体制

これらの課題は、大企業ならではの課題ではないでしょうか。

歴史のある企業であれば、データの種類や量が多く、どのように構造化して処理するか。

既存の体制との協調を踏まえた体制構築はできるのか。

このような課題の影響を比較的受けないのが、ベンチャー企業やスタートアップ企業だと考えます。

多くの大企業で、データ利活用を目指して、IDの統一管理、決済情報の収集をしています。

今後、ビジネス基盤がないことを強みに新しいデータ利活用ビジネスを展開するのは、今は小さい企業、これからできる企業なのかもしれないですね。

まとめ

IPAが発行するXX白書は、業界のありのままを理解するのにとても有効です。

紙の本が苦手な方でも、PDFデータで入手できるので個人的には重宝しています。

また、XX白書は、先輩、特に上司などのマネジメント層は好む傾向があります。

XX白書を紹介されたときに、

「この章のここについては、こんなふうに考えています」のように、意見が言えると一目置かれるかもしれません笑

業界動向を知るだけではなく、一目置かれるためのツールとしても使用してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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