皆さんはブルーライトをご存知でしょうか。
ブルーライトという言葉は、メガネやコンタクトレンズを使用している人は、聞いたことがあると思います。
目次
ブルーライト(blue-light)とは
パソコン、スマートフォン、テレビ、ゲーム機などのデジタル機器から発せられる光のことです。
ブルーライトは、波長が380~495mm(ナノメートル)の青色光で、
人間の目で見ることができる光の中で最も波長が短く、強いエネルギーを持っています。
ブルーライトは、角膜や水晶体で吸収することができず、網膜まで到達して強い刺激を与えます。
近年は、ブルーライトが多くの子供が使用するデジタル機器や照明器具などにも多く使われているため、注意が必要になっています。
ブルーライトは就寝を妨げる?
就寝前や夜間にこのブルーライトを浴びると、メラトニンの分泌に影響を与えます。
メラトニンは、睡眠を促す役割を果たしていますが、夜間にブルーライトを浴びると、分泌が抑制されます。
すると、体がまだ昼間だと勘違いしてしまい、体内時計が後ろにずれ、なかなか眠れなくなったり、朝起きるのが辛いといった症状を引き起こします。
体内時計とは?
私達の体の中には、様々な種類の体内時計があるといわれています。
それぞれの体内時計について見ていきましょう。
年周リズム(季節リズム)
1年を周期としたリズムです。
人間も春には、眠気が強くなったり、秋から体重が増加します。
これは、渡り鳥が飛来したり、熊が冬眠したりするのも年周リズムに当てはまります。
月周リズム
1ヶ月を周期としたリズムです。
女性の月経周期や女性ホルモンの分泌などに関係します。
週周リズム
1週間を周期としたリズムです。
血圧などは1週間の中で変動があると言われています。
日周リズム(サーカディアンリズム)
1日間を周期としたリズムです。
人間の体温は朝に目が覚めてから上がり始め、日中は高く、夜になると下がり眠くなります。
90分リズム(ウルトラディアンリズム)
90分間を周期としたリズムです。
寝ているときは、浅い眠りと深い眠りを90分間の周期で繰り返します。
人間の集中力も90分間と言われています。
私達には、上記のような体内時計が備わっており、
この時計を規則正しく動かしていくことが規則正しい生活につながるかもしれませんね。