皆さんは自然言語処理という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
最近だと、
- 検索エンジン
- チャットボット
- 日本語入力
- 機械翻訳
などの機能やサービスで使われている技術で挙げられます。
チャットボットについては、
「様々なチャットボット(オムニ7、ジャパンネット銀行など)」
で紹介していますので、是非ご覧ください。
今回は、自然言語処理とは何かというざっくりとした疑問を実例を通して答えていきたいと思います。
目次
日本語入力
皆さんは、日本語を入力するときにどんな機能を利用しているでしょうか。
私は、普段から「Google 日本語入力」を利用しています。
この機能に、自然言語処理の技術が導入されています。
日本語入力では、かな漢字変換が自然言語処理の技術で、
入力された”単語”や”文字”を受け取り、適切な ”単語”や”文字” へ変換します。
なぜ、日本語入力で自然言語処理の技術が必要かという点について、例を挙げたいと思います。
(例)とんかちでくぎをうつ ⇒ トンカチで釘を打つ と変換したい。
このとき、
受け取った「とんかちでくぎをうつ」を変換する際、
”うつ”には、撃つ、討つ、打つと候補があり、適切に選択して変換する必要があります。
例だと、トンカチという道具、釘という対象から、”打つ”という感じが適切になります。
この適切に変換する技術は、簡単なものでなく、自然言語処理という技術の凄さを実感できるのではないでしょうか。
次回は、自然言語処理にさらに踏み込んで、どんな処理をしているかをお話したいと思います。